先週、岡山コンベンションセンターで第7回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会(会長:西﨑 和則 岡大耳鼻科教授)が開催され、私も参加してきました。
小児耳鼻咽喉科領域のトッピクスが多く発表、議論されており、会場は日本全国から小児耳鼻咽喉科医療にたずさわる多くの医師で大盛況でした。
その中で急性中耳炎に関する多くの発表があり、当院でもなかなか治らない中耳炎のお子さんは多くおられますが、このことについても多くの議論がなされていました。
2歳未満では中耳炎が長引くことが多く、また集団保育は中耳炎を反復させやすい原因の一つであることはよく知られていますが、受動喫煙(他人のタバコの煙を吸ってしまうこと)もまた小児の中耳炎の危険因子の一つと考えられています。
受動喫煙と中耳炎との関連についてはまだはっきりとした結論は出ていませんが、それでもやはり何らかの悪影響を与えている可能性は十分あると思われます。
耳鼻科領域で、タバコは百害あって一理なし。
特に小さいお子さんがおられる親御さんは、かわいいわが子が中耳炎にならないためにも、ぜひぜひ頑張って禁煙してください。
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