スギ花粉症に対する新しいアレルゲン免疫療法薬、「シダトレン®スギ花粉舌下液」が、2014年10月8日(水)より販売開始されることになりました。
これまでのアレルゲン免疫療法は注射が必要でしたが、このお薬は舌下投与(口のなかに薬を吹き付ける、もしくは滴下する)なので、注射による痛みがありません。
治療開始にはスギ花粉症であるという確定診断が必要で、スギ花粉飛散時期を避けて(6月~11月末頃までに)治療を開始しないといけません。
治療によるアレルギー症状が起きる可能性もありますし、通常3~5年間の治療期間が必要であることなど、メリットばかりではありません。
また、販売から1年はいわゆる『新薬の2週間しばり』のため、2週間に1度は投薬のため通院していただく必要があります。
しかし、これまでの注射による免疫療法に比べると明らかに重篤な副作用が少ないですし、スギ花粉症による症状を軽減したり、長期にわたって症状をおさえる可能性のある、いま最も注目されている治療法の一つです。
興味のある方は診察時にご相談ください。
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