岡山大学鹿田キャンパスで行われた、第237回岡山県耳鼻咽喉科集談会に出席してきました。
まずはじめに『耳鼻咽喉科領域における消毒薬の適正使用』と題して、川崎医科大学附属川崎病院の福辻先生の講演がありました。
診察室で汚れているのは机やキーボード、診察用顕微鏡の持ち手、そして薬液スプレーの先端ということであり、特に薬液スプレーの先端は汚れが強く、診察ごとにしっかり70%アルコールで拭くべきとのことでした。
当院ではこれまでもスプレーの先端は診察ごとに70%アルコールで拭いてきましたが、今後も確実、丁寧なアルコール拭きを徹底してまいります。
次に、『めまいの手術治療~めまいの手術は楽しい~』と題して、奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学の北原教授の講演がありました。
めまいに対する手術療法は、私自身は正直なところ執刀したこともなければ、実際の手術を見たこともありません。
ところが、メニエール病にいたっては10~20%の患者さんが手術の適応になるという話を聞き、その割合の高さに驚きました。
岡山市内や周辺で積極的にめまいに対する手術治療を行っている施設、医師をあまり知らないのですが、もし本当にめまいで困っている患者さんがおられたら一つの治療の選択肢として提案できればと思いました。
今日は鹿田キャンパスの中にある『マスカットキューブ』という施設の講義室で開催されたのですが、前回の集談会が行われた『Jホール』もそうですし、鹿田キャンパスには新しい施設が次々と建設されています。
学生時代、勤務医時代は我が物顔で構内をウロウロしていたのですが・・・景色がすっかり変わってしまって迷子になりそうでした(笑)。
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