ある耳鼻咽喉科Dr.より、私が勤務医時代に経験したハブラシ外傷症例のデータを見せてほしいと依頼があったので、昔使っていたパソコンからデータを引っ張りだしてきました。(個人情報は完全に消去してあるデータです。)
この症例は小さなお子さんだったのですが、両親の見ていないところでハブラシをくわえていて転倒し、口の中にハブラシが5cm近く突き刺さってしまいました。
幸い無事にハブラシを抜去でき、その後も大きな合併症なく経過したのですが、今思いだしてもこわかった症例です。
そういえば、夜店の綿菓子の割り箸がのどに突き刺さり、残念ながら亡くなった事故もありましたね。
ハブラシや割り箸などの棒をくわえて子供が歩いたり走ったりするのは非常に危険です。
こういった事故を100%防ぐのは難しい面もありますが、それでも周りの大人たちは目配りを忘れてはいけないと思います。
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