2日前のニュースですが、おたふくかぜにかかった後に難聴になった人がこの2年間で少なくとも336人に上るという調査結果が日本耳鼻咽喉科学会から発表されました。
おたふくかぜ 2年間に難聴336人 耳鼻咽喉学会「ワクチン定期化を」(Yahoo!ニュース)
おたふくかぜの予防接種は過去にいったん定期接種となりましたが、1993年に無菌性髄膜炎の有害事象が増えたと報告されたため中止された経緯があり、当時からワクチンの改良は抜本的に進んでいません。
また、海外では別のワクチンを使用していますが、せっかく接種してもワクチン効果が弱まるのが早いのが問題になっています。
『おたふくかぜの後の難聴』と、ワクチン接種による『無菌性髄膜炎』や『効果の早期減弱化』の問題、天秤にかけてどちらの利益が上回るのか、しっかりと検討する必要がありあそうです。
個人的には、もともと片耳に難聴がある人は必ずワクチンを接種すべきで、そうでない場合も予防接種はしておいたほうがいいと思います。
いずれ副作用が少なくて効果が長持ちするワクチンが開発され、定期接種化されるのが理想ですね。