昨日のニュースですが、とても気になるものがありました。
花粉症薬、保険適用外に=医療費600億円削減-健保連提言(時事ドットコムニュース)
市販薬で代替可能な花粉症薬が保険適用外になったとして、例えば同じ薬を蕁麻疹に処方することもありますし、市販薬のない種類の薬(新しい薬、作用機序の違う薬、ステロイドの点鼻薬など)はどうするのか。
また、普段あまり病院にかかっていない働き盛り世代の人たちが花粉症で病院を受診できなくなると、医療費負担の不公平感がますます増大するかもしれません。
実際に花粉症薬を保険適用外にするには問題が山積みですし、記事を読めば『決定』ではなく『提言』ですので、まだ何も決まったわけではないのですが、こういったことを議論しなければならないほどに保険財政が厳しくなっているということなのでしょう。
耳鼻科医にとってはとても大事な話題ですので、今後も情報収集に努めていこうと思います。