鼻出血症(はなぢ)

鼻出血症とは

  • 鼻血(はなぢ)のことです。
  • 呼吸する空気のせいで鼻の粘膜がいたみ、出血するといわれています。
  • 鼻を強く打ったときにも出血しますが、安静時に突然出血することのほうが多いです。
  • 冬は空気が乾燥するので、鼻の粘膜への刺激が強くなり、鼻出血の頻度が増します。
  • 基礎疾患がない場合がほとんどです。
  • まれに鼻にできものがあったり、遺伝性に出血しやすい人がいるので、鼻出血を繰り返す場合には診察が必要です。

出血部位

  • 鼻出血の9割以上はキーゼルバッハ部位からの出血です。
  • キーゼルバッハ部位とは、鼻の左右の仕切り(鼻中隔)の前方にあります。

自宅での止血法について

  • 止血の基本は圧迫止血です。
  • 鼻翼(鼻のふくらみ)を押さえ、キーゼルバッハ部位を圧迫します。
  • 止血するまで押さえます。止血に10分以上かかることもあります。
  • ティッシュなどを詰めてもよいですが、出したり入れたりをあまり繰り返さないようにしましょう。
  • 下を向き、のどに流れてくる血液は飲み込まずに吐き出します
  • 上を向き、首をとんとん叩くのは意味がないうえに危険なのでやめましょう。
  • 抗凝固薬(血液をサラサラにする薬、ワーファリンやバファリンなど)を内服していると止血が困難になります。

鼻出血の治療

  • たいてい診察時にはすでに止血しており、出血部位が分からないことも珍しくありません。
  • 出血部位が分かった場合には、鼻の粘膜を焼くことがあります。
  • 粘膜を焼いて人工のかさぶたをつくり、これが自然のかさぶたに置き換わって、最終的に鼻の粘膜の傷が治ります。
  • 治療後はかさぶたがはがれるので鼻を触らないようにしてください。
  • 鼻の手前に軟膏を塗って治療することもあります。

皆さまに愛される、親しみやすいクリニックを目指して頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〒700-0086

岡山県岡山市北区津島西坂2-1-7

駐車場12台分あり

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診察時間

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